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(シリーズ構成・脚本の星山氏が亡くなられたことを受けて)
(前略)
「レースだけでなく、日常的な話をいれるようにしている。」
「主人公を簡単には成長させないようにしている。」
というコメントがあって、星山さんがいたからこそレツゴがこんなにも素晴らしい作品になったのだなぁと思いました。
私は特にWGPが好きだったんですけど、73話の風輪商店街レースや83話の肝試しみたいな…少し日常的な話もとても好きでした。
10年経った今でも心から笑えるし、普段のレースとは違う烈達の小学生らしい姿や、いい歳した大人達が子供みたいにムキになってる姿もすごく好きです。
それに登場人物を簡単には成長させないというのも、魅力だと思います。
豪が失敗を繰り返す度にいい子になっていったら、無鉄砲なところとか、豪の良さがなくなってしまう。
烈もリーダーらしい振舞いは見られるけど、ファイナルステージ等を見るとやっぱりミニ四駆が大好きで、レースになると熱くなってしまう烈のままだなぁと思います。
シリーズを通すとどのキャラクターも根っこにあるそれぞれの個性や良さは変わっていなくて、だけど少しずつ成長しているのがよくわかります。
いつもお調子者で豪とケンカばかりしている藤吉もですよね。
ファイナルステージ第二セクションでは子供のミニ四駆を守った時の「勝つことより大切なことがある」というセリフにも感動しました。
こういう良さは他のキャラクター達にも言えると思うけど、語りつくせません。
放送当時は私も子供だったので、演じられている声優さんばかりすごいなぁと思っていました。
ですが、TAEKOさんがスタッフさんのお話等もされていたので、最近は放送当時とはまた違った視点でレツゴを見るようになりました。
レツゴをシリーズ構成された星山さんはもちろん、脚本・映像・音響等に力を注がれたスタッフ皆さんの存在もあったから、レツゴが長くみなさんに愛される作品になったのですね。(後略)
SGJC編とWGPでは監督が違うのでこのよになったのでしょうけどこの5人、WGPになってから性格がちょっと変わったかな?と少し思います。リストアップしてみますと
烈:前もお話しましたが笑顔が少なくなった
豪:ちょっと我侭になった
リョウ:壊れキャラに(^^;
藤吉:性格とは違いますがマシントラブルが多くなった
J:明るくなった
こんな感じですね。設定資料は持っていないんですがWGPのテーマの1つに「主人公は変わらない。変わるのは周りの人達」というのがあることを以前仰っていましたよね。この「周りの人達」の典型的な例が100話のカルロなのかな?烈くんは85話でソニックを壊されたのにカルロに対する接し方がが変わっていませんよね。これが「主人公は変わらない」の例の1つなんでしょうね。おそらく。
監督交代による違いみたいなのはどうしても少しは生じるものなのでしょうね。お気に入りのキャラの変化は誰しも皆気になるところのようです。かっこよくなる分には文句ないからいいんですけど、リョウファンの間では「壊れ」に関しては賛否両論あったような…(^^;。Jが明るくなったのはよかったなあと思ってます。
>主人公は変わらない~変わるのは周りの人たち
加戸監督がアニメ誌などで何回も繰り返し主張されていたテーマですね。その部分をさらに詳しく引用すると、「その変化も、相手を感化するのではなくて、戦っているうちに『面白い奴だな』と思い始め、気づかないうちに同じ側になっていくパターン(アニメージュの1998年3月号)」と述べられてます。カルロの軌跡をたどると、まさしくこれにピタリと当てはまりますよね。最初は報奨金目当ての勝利しか目になかったカルロが、戦っていくうちにビクトリーズを強く意識するようになり、気がついたら勝利ではなく純粋に勝負する感動と喜びを味わっていた――(100話)。
私は烈サイドを読み解くことでこれに気がついたのですけど、カルロもWGPを解く鍵の1つだったのではないかな、と思います。烈くんもミニ四レーサーとしてみごとに「主人公は変わらない」をやってくれていましたね。カルロへの接し方もその一例であるのは間違いないと思います。
今まで不思議に思っていました。烈とソニックは赤、豪とマグナムは青。
マシン特性や性格から見るとむしろ逆なのでは?とも思います。無い頭しぼって考えてみるとわざと逆にして対比させている・・・みたいな。前にも話題になりましたが烈がいるから豪が成り立ち、豪がいるから烈が成り立つ。すいません。うまい言葉が思いつきません。
でも、もうレツゴー何回も見ているので青髪の烈くんや赤髪の豪くんなんて想像できませんね(笑)余談ですが原作1巻では豪くんの髪は黒でしたね。
私もこれ、不思議でした。ふつうに考えたら逆のような気がしますものね。推測ですが、これ、最初から決まってたんじゃなくて、後からマシンに合わせて追加設定されたんじゃないかと思います。
マグナムが青なのは、やっぱり男の子が一番好む色だからだろうと思います。それで主人公の豪には青のマシンが割り当てられ、烈くんは赤のソニックになった。漫画の人気が出たので、キャラにもマシンの色を割り当てて、さらに効果を高めようとしたのでは…と思います。だから原作1巻ではまだ豪くんの髪は黒だったのだろうと。…で、その結果、冷静な烈くんが赤に、熱血の豪くんが青という逆転現象に!?(^^;
でもこれが意外性を感じさせてくれて、結果的にはよかったような気がします。烈くんは赤のおかげで冷静な中にも内に秘めた燃える闘志を感じさせてくれるキャラになったし、豪くんも赤ではあまりに単純ストレートすぎてむしろ青だからこその存在感を得られたような気がします。もうこれですっかり馴染んでしまったので、やっぱり赤といえば烈、青といえば豪、ですよね~。
鉄心先生がネオトライダガーを作ってくれたとき、原作ではその時点で模様がついていましたね。が、アニメでは模様無し。カイが起こした火事により炎に包まれてその時模様が付きました。
見たことある人なら分かるでしょうけどあれって○○レンジャーの変身シーンみたいですよね。やっぱり子供が喜ぶようにああいう演出にしたのだと思います。やっぱりレツゴーは主な視聴者である子供のことを考えてくれていて、改めて良い作品だと思いました(^^)
炎で完成するトライダガーって、いい演出でしたよね。そういえばトライダガーXが最初に登場した時も炎の中からでしたよね。アニメスタッフはそれを上手くZMC誕生の時にも継承させたのかなと思いました。子どもをワクワクさせることに常に気を配ってくれていたレツゴー。あらためていい作品ですよねー。
9話の最初のほうで、烈・豪・ジュンに佐上のおっちゃんがセイバー600を紹介しているシーン。ありますよね。で、気になったことがありまして。ジュンちゃんがおっちゃんに「セッティング手伝ってよ」と言いますが「だめだ、大人の手は借りちゃいけないんだ」という返事が。
SGJC編のテーマはVマシンあたりから少しずつ触れ始め、サイクロンとハリケーンの完成で表にでてきて、51話で完結する。ぼくは今までそう思っていました。だけどほんの少しだけどセイバー時代からテーマに触れつつあるんですね。しかし彦佐さんといいレツゴーには名脇役が多いですね(^^)
あとこのおっちゃんの台詞は2次ブームのときの俗にいう親父マシンについても。ではないでしょうか。
SGJC編のテーマは実はけっこう早い段階から考えられていたんじゃないかと思います。というか、最初にその構想ありきで、物語の進行に合わせて少しずつ表に出していったのではないかなという気も。だから探せばまだあるかもしれませんね、SGJC編初期段階での伏線が他にももっと。^^
彦佐さんは名脇役ですよねー。烈豪側の大人にはさりげなくいい人が多いような気がします。キャラの味だけでなく、言うべきところでちゃんと言ってくれるところとか。私も見習いたいです。
久々にアニメを見ておっちゃんの「大人の手は借りちゃだめ」発言を聞いていたら・・
当時小学生の組み立てられなかった自分がオトンに頼って作ってもらったって言う記憶がよみがえってきました・・w
今考えると自分で作るから楽しいんですよね
、前に見つけたベルクカイザー組み立てたとき童心に返って必死に組み立てていた自分がいましたww
あの台詞にはかなり深い意味が込められているんじゃないのかぁ、としみじみ思いました