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レツゴー全般・レツゴーのテーマ

yuu 2006/09/27(Wed) 19:51

現実のミニ四駆ではボディの性能というのは差が無く、自分の好みでミニ四駆レーサーの皆さん選んでらっしゃいますね。

ところがレツゴーの世界では違うんですよね。セイバー→Vマシンのときやトライダガー→ネオトライダガーとマシンが変わるときに、小学生のころは「同じスーパー1シャーシなのになんであんな速さ違うんだ!!」と、思っていました。高校生になって改めて観てみると、「レツゴーの世界にしかない性能があるんだなぁ」と感じることができました。(後略)


TAEKO 2006/09/28(Thu) 11:30

アニメと現実は違いますよね。
ボディの形状による性能差もあるのかもしれませんが、実際にはボディより他のパーツの方がスピードへの影響が大きいので、目に見える効果の出るパーツで調整する方が現実的ですから。

しかしアニメは架空の世界なので、ボディの性能差を強調して大げさに描いてみせることができます。いわゆる「誇張、デフォルメ」ですね。それにより、ボディのかっこよさを視聴者に目に見える形でアピールできるわけです。それがアニメならではの表現と魅力に結びついているのだと思います。(後略


yuu 2006/11/11(Sat) 23:51

善と悪について。

烈達はバトルレース否定派です。ミニ四駆はスピードを競うもの。苦労して作り、育てたマシンはレーサーにとって宝物。そんな宝物である他の人のマシンを勝つ為に破壊するのは間違っている。

これにはぼくも頷けます。ぼくだって大切なマシンを壊されるのは嫌です。自分が嫌がることは友達にもしては駄目。

ですが、人間はそんなに強い生き物ではありません。もしぼくがJBやビークスパイダー等の、強い力を持ったマシンを与えられたらカイ達と同じことをしていたかもしれません。「強い力は下手をすれば自分や相手を傷つける」これは鉄心の名言だと思います。

TAEKOさんがまとめと考察で仰っている通り、SGJC編第二期OPの副題「二つの想い」には、大神博士と土屋博士、善と悪、烈と豪、ソニックとマグナム、等色々な意味が含まれていると思います。

前述した「善と悪」ですが、これは人間の心の中にある「善と悪」だと思います。何故26話からOPが変わったのか、それはカイのバトルレースを見て「かっこいい」と思う子供達の心情変化なんだと思うのです。人間の心には必ず「善」と「悪」があります。頭の中では悪いこと、と分かっていても仕方なくやってしまう。それが大人。それに巻き込まれる子供にも大人ほどではないですが、善と悪があると思います。

無い頭しぼって考察してみたのですが、いかがでしょうか?


TAEKO 2006/11/12(Sun) 12:12

そうですね。アミノ監督は「主人公が2人いて、しかも正反対の性格」という設定をとても上手く物語とテーマに織り込まれたと思っています。「二つの想い」はまさにレツゴー世界(SGJC)をぴたりと表した名タイトルだなと思います。

>善と悪
難しいテーマだけど、挑戦のしがいがあるテーマでもありますよね。
私も人の心には常にこの2つがあって、それは相互に絡み合っているので、簡単に切り離したり一方が他方をやっつけたり出来るようなものではないと思っています。また、善と悪の概念は時代や価値観によっても変わることがあるので、定義するのも難しいですよね。
SGJC編ではそこに注目し、「善と悪」を「相反する2つの想い」へと変化させることで、善や悪について今一度考え直してみる、ということを試みているのではないでしょうか。
私としては、この2つを自分の中で両立させながら上手に付き合っていくということが大事であると考えました。

>ヒーロー
自分の中の正しい思いを貫くのは簡単なことではないですよね。それが出来た烈と豪はだからこそヒーローなんだと思います。憧れ・理想・目標となるものはやっぱりあった方がいい。それが悪い方へ引きずられそうになった時の支えになりますから。


yuu 2006/11/18(Sat) 13:44

パソコンの調子が良くなってきたので、今日もなんとかここに来れました。

本題を。タイトル通りです。烈くんが緑の帽子、豪くんがゴーグル、藤吉くんが蝶ネクタイと扇子、リョウくんが頭にしているわっかみたいなもの(名前分かりません) Jくんがハチマキ。

ただ単に、顔、性格、マシンの特徴等だけではキャラの個性的なイメージを作りにくいのでこういうものがあるのだと思います。これはレツゴーに限ったことではないですね。

烈くんの帽子が緑色なのは、やはりソニックと合わせてるのでしょう。赤と緑と言えば烈くんが思い浮かんできます。

Jくんのハチマキはアニメでは緑でしたが、原作単行本13巻の表紙では、赤になってますね。どっちが公式設定かどうかは分かりませんが。

Jくんと言えばなんですが、彼、普段着は全身タイツですね。エタウィンでは違う服着てましたけど。あれでどうやって用を足すんだろうなと考えていたり(笑)グッズコレクションの頁にある、1997年5月のアニメディアでは「恥ずかしい服を着てるキャラ」で1位だったそうですね(^^;。あれには不覚にも笑ってしまいました。


TAEKO 2006/11/19(Sun) 11:36

子ども向けの作品では「一目で分かる特徴」が求められるので、服の形や色などもキャライメージに合わせることが多いですよね。読者ターゲットが低年齢層になればなるほど、キャラの「記号化」もより顕著になる傾向があります。レツゴーもその流れにのった作品の1つですが、おかげで大人にとっても分かりやすくていいです。

>烈くんの服の色
これ、実は原作とアニメで少し違うんですよね。原作では帽子は黒、ベストとシャツは黄土色、ズボン・靴下・靴が赤になっており、緑は入っていません。
が、アニメだとシャツが赤になり、ベスト・靴下は白、帽子・ズボン・靴が緑になって、かなり徹底して赤と緑で構成されています(赤・緑以外は靴紐の黄色のみ)。

アニメで烈くんに緑を入れて、さらに赤・緑以外の色を排除したのは、やっぱりキャライメージをソニックと合わせたからでしょうね。個人的にはこれは大成功だった気がしています。赤と緑は補色の関係にあり、互いを更に引き立てあうので、赤のみよりさらに強烈な印象を残します。アニメは白黒の漫画と違って常にカラーで流れますから色もキャラ作りに重要な要素なのだろうと思います。
他のキャラたちも、烈くんほどではなくても、アニメではよりキャラに合わせた配色が工夫されていて効果を上げていたように思います。

>豪のゴーグル
ゴーグルって冷静に考えたら何に使うんだろうと不思議なんですが、何故か少年漫画では伝統の主人公のアイテムになっているようです(^^;。ゴーグルつけてたら主人公、みたいな記号にでもなっているんでしょうかね、これも。
蝶ネクタイや扇子もお約束の伝統アイテムですが、レツゴーではとても上手く使われていたと思います。

>Jのハチマキの色
この手の子ど向け作品では、赤は伝統的に主人公の色と決まっており(○○レンジャー参照)、レツゴーでは烈くんに割り当てられていたので、アニメでは意識して他の色にしていたのではと思います。なのでアニメでは緑が公式設定、でいいと思います。

しかしJの全身タイツは確かに…(^^;。突っ込んではいけないところだと思いつつ、やっぱり突っ込まずにはおられませんよね(笑)。イメージ作りという意味ではこれ以上ない強烈な効果を上げてたと思うんですけど。


yuu 2006/11/21(Tue) 15:54

では10話の考察を。
原作でもアニメでも初マグナムトルネードの直前にFRPのバンパー付けています。原作では烈兄貴から貰ったモノを、アニメでは豪くんが自分のものを。TAEKOさんはレツゴー日記で、このことについて疑問を持っていらっしゃいましたね。単に烈兄貴とアニメ烈くんの性格が少し違う、というのもあるかもですね。ですが、ぼくは捻くれ者なので、こんな風に考えてみました。

SGJC編のテーマはご存知の通り「大人を乗り越える子供」です。だからアニメでは「自立」という意味で、他人の力を借りず、自分のFRPを使ったんだと思います。この考察、(考察と呼べるほどではないですが)ラブコールのTAEKOさんの25話の考察を、参考にさせていただきながら、してみました。なので無理矢理っぽいところがあるかもです。


TAEKO 2006/11/22(Wed) 13:00

この違いですね、ストーリー展開上から考えたら、わざわざアニメと原作で違える必要がないですよね。だから不思議だな、何か意味があるのかな?と引っ掛かっていたのですが、1話の違いにも意味があった(1話で原作通り同着にしなかったのは、51話の表彰台で同着にするためだった)ことから考えると、はやり何らかの含みがあったのでは?と思っています。

で、今思うには、「合体状態」になるのを避けるためだったのではと考えています。烈のパーツが組み込まれれば、一部といえどもソニックとマグナムが合体したのと同じことになってしまう。それでは豪が自分の力のみで勝ったことにならないし、11話の布石としても弱くなる。
ただ、この段階では25話の「自立」にまではまだいってないと思います。自立がテーマになるのは後半からですし、そこへは成長という過程があって初めてたどり着けるものですから。

10話は後に来る25話へ向けての豪の成長の第一歩の回ではないかと思っています。それまでお兄ちゃんの後をついてきた弟(初期の頃ってよく見ると実はそうなっています)が自分の道を見つけ出した瞬間。そう思えば11話で烈くんがあんなに焦ったのもよく分かる気がします。ただ10~11話は「バトルマシンに邪魔されただけで実力で入賞できなかったわけじゃない」みたいな言い訳的思想(笑)も成立できたからあそこまでで済んだけど、44話は…(^^;。

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