ぼくはSGJC編の1~6巻(1~24話)はいっきに借りて、どばっと観たので、記憶があやふやでした。それで最近TAEKOさんの日記も拝見させていただきながら、1巻から1本ずつ借りてゆっくり観なおしています。
で、昨日6巻を観なおしました。どの回も面白かったのですが、やはり必見は22話です。なにしろ作画が高見さんですからね~。加速の悪いブラックセイバーを見て油断する豪くんと藤吉くん。ですが烈くんは無言で後ろ向きにブラックセイバーを、意味深な目で見ながら走ります。ちちち、超かっこいいです~。100話の「さあ、来い、勝負だ!」に並ぶくらいです(笑)
あと23話でTAEKOさんも挙げていらっしゃる烈くんの名言。「レースは走るものさ!ゴールを目指して!ぼくたちのマシンはそのためにあるんだ!」もいいです。このセリフは黒沢くんを改心させるきっかけになったセリフでもありますね。
やっぱりレツゴー最高です。早くDVDで観れない回が観たいです~。来春とは言わず、明日発売してくれ~って感じです。金銭面のことは考慮していない願いですが(^^;。
19話について。
今回も無い頭しぼって19話について、考察してみようと思います。くだらないシャレも入っているのですが、笑わずに読んでやってください。
19話のサブタイはご存知の通り、「強敵JBを倒せ!!友情のVパワー」ですね。
おおまかにあらすじ書くと、烈と豪がVマシンでJBを倒す、ですね。
で、前から考えていたのですが、「友情のVパワー」と言っても烈と豪は兄弟。何故友情なのか?ぼくは「まぁ、うまい言葉が見つからなかったんだろう」と、思ってました。
少し話がずれますが、Jの心情が揺らぎ始めたのが、烈と豪の「行けー!!Vソニック!!負けるなVマグナム!!」という掛け声です。それで、Jが幼少のころ父親に作ってもらった車の玩具で「ブイー」と遊んでることを思い出しています。
前述したシャレとはこれです。VパワーとはVマシンのことだけではなくJの車の玩具だと思うのです。
「強敵JB」とは単にプロトセイバーJBというマシンではなく、大神のリモコン操作マシンと大神のJに対する重圧。「負けはない、負けは終わりだ!」そしてJはリモコンをみずから破壊し、烈と豪の手をとりゴールした。本当にサブタイトルの「強敵JB」を倒したのはこの瞬間だと思うのです。
リョウもまことも自分のマシンを破壊されたにも関わらず、Jを仲間として認めました。リョウは19話の時点では、はっきりとは言ってませんでしたが。でも20話での友情描写のレースからして心の中では仲間と認めていたと思います。それを口に出さないのがリョウのカッコ良さでしょうか。
サブタイトルはJが烈達の友情よって、大神博士の重圧を乗り越えた、と考えるようになりました。だからサブタイトルに「友情」という単語が入っている、とまぁこんな感じです。
49話で藤吉くんと黒沢くんがリタイヤするときの演出がうまいなぁ。そう思いました。
スピンコブラが片側のサイドウィングが戻らなくてフェンスにくっ付いた状態で走ってましたよね。で、レイがコブラに攻撃しようとした瞬間サイドウィングが戻って前を走っていたブラックセイバーがクラッシュします。その後レイスティンガーが逆走し、前から攻撃してコブラのモーターを貫ぬきました。
スピンコブラはご存知の通りバンパーレスのFMシャーシですからもし後ろからレイスティンガーの攻撃を喰らってもへっちゃらですよね(笑)だからあえてああいう演出をしたんでしょうね。
44話で烈は焦って「安定した堅実な走り」というソニックを壊してしまいました。そしてサイクロンの走りを見て「形は変わってもマグナムはマグナムだ」と言っています。
ここで17話の話に戻ります。土屋博士が「烈くんの追求したソニックのコーナリング。豪くんが作り上げたマグナムの高速性能。それぞれの特徴を活かし、さらに空力を発展したマシンがこれだ。」と言ってVマシンを二人に渡します。
なかなかVマシンを受け入れられなかった二人ですが、前置きの烈のセリフのように土屋博士は「形が変わってもソニックはソニックでマグナムはマグナムなんだ」と言いたかったのではないでしょうか。
こう考えてみると44話は17話の逆複線(そんな日本語があるのかはわからないけど)ではないかな。そう思いました。
94話について
最近ふと94話の豪のことについて
思ったことですが、
なんとなく、44話の豪に似ている気が
します。そのわけは
(セリフは記憶ですが)、
44話
「いけーじゃねぇ!走りが滅茶苦茶じゃねぇか!」
「兄貴が走らせているのはソニックじゃねぇ!分けのわからねぇ ヘッポコピーマシンだ!」
94話
「コレじゃあリモコン使ってたころと同じじゃねぇか!そんなJはJじゃねぇ!」
これらの豪のセリフで共通していることは、
烈はVソニックを他のマシンの必殺技を取り入れすぎていつもの「烈の走り」を失っていること、
Jはシャークシステムをどうしても勝つため、使ってしまい、マシンたちを傷つけてしまい、いつもの「Jの走り」が失っていること、
つまり、何かのプレッシャーで自分の走りを見失ってしまって、走りが滅茶苦茶になっている、ということを豪は言っていると思います。
また、上記のセリフ+マシン(44話はサイクロンマグナムでソニックを ぶっちぎり、94話でビートマグナムでEVO.をブロック)を使って、言葉だけでなく、形(?)でもそのことを伝えているのでは無いでしょうか。
結論
豪は影で烈・Jを支えていた一人
でもあると思います。
先日、久しぶりに45話を見ました。で、改めて45話の興味深いand面白い点に気付きました。3つあります。
1つ目
星馬兄弟の一騎打ちの前に烈くんがシャーシの慣らし・・・・というのには短すぎるかな?動作チェック。この言葉が的確でしょうか。
これ、ぼくも自分のマシンでやるんですよ。ぼくの部屋もベッドを縦に傾けないとコースを広げられないので、ちょっと面倒です。そんなとき、前述したことをやるんですよ。マシンの音を聞くと和む。という感じですね。マシンが丁寧に作られればそれに比例してマシンの音が良くなりますね。
2つ目
レース中の豪くんのセリフ。「そんじゃ、コーナーでソニックをぶっちぎってやる!!」
おそらく自分の得意とすする直線でソニックに抜かれたのでああいうこと言ったんでしょうね。でもあの「ソニック」に「コーナーでぶっちぎる!」だなんて。豪くん~(笑)ある意味レツゴー1勇気あるセリフですね。
3つ目
土屋博士に新しいソニックの名前を決めてもらうシーン。話が終わる直前の「ハリケーン・・ソニック」という烈くんのセリフ。
このセリフも良いと思いました。なんとなく良い。そう思ったので、理屈はないですね。
PS:WGPとMAXのテーマは「主人公は変わらない~変わるのは周りの人たち」だそうですね。でもSGJC編の場合「主人公も変わってる、周りの人達も変わってる」と思います。テーマでは無いと思いますが:
リョウについてすこし・・・
現在21歳、改めて見返してみると、「リョウってこんなに男前だったんだ!」とビックリしました。この歳になって、ようやく彼の本当の魅力を知った気がします。
最初に登場したときは
プライドが高い孤高の存在という印象だったのですが、烈くんや豪、藤吉、Jくん達と関わり合い、友情が芽生えて、徐々に見せる表情や言葉が柔らかくなっていくのが分かりました。
特に好きになった話は、13話で見せた次郎丸への優しさ。20話のJくんに対する粋な計らい。27話は満面の笑顔や、鉄心先生への言葉に素直に従ったり、烈くんと豪に「すまん、お前達まで巻き込んで…」と気遣ったり…と色々盛り沢山。28話は「ネオトライダガーの力は
傷つけるためのものじゃない」と名台詞!
ああ、でも、それでも、やっぱり私は烈くんがNO.1なんです!!
すまぬ、リョウ…君のことは(以下TAEKOさんと同文)。
そんな男っトコ前なリョウが、WGPではいろいろ面白く壊れてくれますね。それもまた楽しみです(笑)