眠れない藤吉。せっかくここまで来たんだ。どうしてもファイナルステージを走りたい! たとえどんなに痛くても! スピンバイパーと走れることに比べたら、こんな火傷なんて…! 藤吉だけでなく、Jも烈も眠れない。レース前夜の緊張感。
他チームも3者3様の顔を見せてますね。マシンとエリート意識に頼り切ってるアスレン。余裕のミハエルはレースなんてどこ吹く風。明日は1人で出るというカルロ。誰にも「勝負」の邪魔をされたくないのだろうか、それとも…。「当然だ、レースなんてもんは1人でやるもんだ…」 この台詞、誰に手向けているのか?
レーススタート。アスレンが先行、4分遅れでアイゼン、その59秒後にカルロが、それに0.03秒遅れて烈たちもスタート。後はトップ目指してまっしぐらに走るのみ! フォーメーションを組み追い上げる烈たちと前方のカルロ。どちらもハイペースでじりじりとトップとの差を詰めていく。アスレンの2人はハマーDとミラー。データに弱い彼らは霧が出てきた途端、焦りだす。変わらないねえ、君たち…。その隙にアイゼンに抜かれる。アイゼンからはミハエル、アドルフ、へスラーの3名。
後方集団では静かな戦い。そろそろ本気を出すか…と言いつつ、すぐ後ろの烈たちをふり返るカルロ。「ビクトリーズ…」とつぶやく。にやっと笑って「来たな…」 つまり、カルロの待っていた勝負の相手とは烈たちだった!? 警戒する烈たち。仕掛けてくる気か? 「よし!フォーメーションを変更しよう!」「了解!」でゲス!」 ここでくらっときてた私(笑)。あまりにも自然にJと藤吉を従えてるんだものなあ…。
いよいよ行動に移るカルロ。「フッ…」と口だけで笑い、ディオスパーダがバスターの前で妙な動きを見せ始める。始まるのかッ!? 緊張する烈たち。だがカルロの動きはそれだけで終った。そのままスパートして離れていくカルロ。何もしない? 「アディオダンツァを使わなかった…いったい何を考えているんだ? カルロくんは」 いぶかる烈。カルロの真意はいったい…?
これは明らかに挑戦だ。カルロは烈たちに宣戦布告をしたのである。あの妙な動きはそのためのデモンストレーションだったのだろう。