リョウと藤吉という珍しい組み合わせで、藤吉の新マシン作りが始動する。リョウもネオトライダガーを強化する。前回結果を出せなかったためだ。「お坊ちゃまにも五分の魂」で新マシン、スピンバイパーを完成させる藤吉。しかし試合当日ギリギリまでかかったため、スピンコブラと2台エントリーし、走らせながらスピンコブラの機能をスピンバイパーに学ばせるという方法をとる。
…このパターン、スピンコブラ開発の時と同じだね。あの時もスピンアックスは温存したまま、新マシンを開発した藤吉。これが藤吉のパターンなんですね。古いものから新しいものへ自分を継承させていく。壊れずに成長していく。実はマシンの変わり方に各キャラクターの特質が表現されているんですよね。
今回のポイントは藤吉のこの台詞に集約されていると思う。
「烈くんのためにもぜったい負けるわけにはいかないでゲス!」
だけど病室の烈くんにはこの声は届かない…。黙って毛布を握りしめる烈くんが痛々しすぎる…。