主役はカルロ としか言いようが…。
いつからWGPはカルロくん物語になった…。すっかり仲間割れ状態のロッソストラーダ。もうカルロのリーダーは認められないと、ジュリオたちを率いて暴走するルキノ。でもカルロくんが欲しいのは本当は勝利であって、バトル行為じゃないのよね? ルキノの暴挙も自分で止めるし、ビクトリーズ戦では刃物もはずして得意のメンテナンスとマシン調整の技術で誰にも負けないディオスパーダを走らせる。見直したわ、カルロ! しかしルキノはそれが気に入らない。本家ビクトリーズなどそっちのけ状態(笑)でカルロ vs ルキノの戦いが繰り広げられる。ところがルキノの刃物がバレてしまい、あわや失格…。
そこでまた「おめでたい」行為に及ぶビクトリーズ連中。が、そんな奴ら目じゃねえ! オレが欲しいのは勝利だけだ! ルキノはスピードでふりきり、後はゴール向かってまっしぐら。そこへ豪が追いすがる。邪魔するなあ! だッ駄目よ、カルロ! そこまで努力しておきながら、ここでバトルなカルロに戻っては…。おかげでマグナムは片付けたものの、バトルのあおりかディオスパーダもおかしい。でもゴールは目前。勝者はオレだッ! 栄光はオレだけのものだッ! と、突然脇からおめでたい連中のマシンが抜けて一瞬でオレの勝利を横取り…「なんだとーっ」驚くカルロ。バカな…これでは刃物を外してまでビクトリーズ戦に臨んだ意味が…。
ビクトリーズに向かって捨て台詞を吐くカルロ。「いいか、ビクトリーズ、これで安心だなんて思ってんじゃねえぞ、2ヶ月なんてあっという間だ」 高笑いしながら去るカルロを見るビクトリーズ。やっと烈ちゃんにカメラいきましたね…。ビクトリーズ側から見ればこれでカルロにもロッソにも勝ったわけだから、もう決着はついた…も同じようなものだが、カルロにしてみれば逆にそれどころではなくなったようです…。