今週のレース(青字は今までの総合ポイント)

SGJC総合優勝 1位(10p) 烈(ハリケーンソニック)
1位(10p) 豪(サイクロンマグナム)
3位(8p)  リョウ(ネオトライダガーZMC)
3位(8p)  藤吉(スピンコブラ)
SGJC Cセクション 1位(6p→10p) 豪(サイクロンマグナム)
2位(5p→10p) 烈(ハリケーンソニック)
3位(4p→8p)  リョウ(ネオトライダガーZMC)
4位(3p→8p)  藤吉(スピンコブラ)
5位(2p→2p)  二郎丸(二郎丸スペシャル×3)
6位(1p→1p)  まこと(セイバー600)
リタイア レイ(7p)、ゲン(6p)、カイ(5p)、黒沢(4p)、J(2p

あらすじ

SGJC最終セクションスタート。ピット作業はメインスタジアム前のピットボックスでしか出来ない。それ以外の場所でマシンにさわるのは不可、コースアウトはそのままリタイアというルール。トップを走るレイだが、豪の挑発についにのってしまい、ZMCの針を引き抜きミニ四レーサーとして勝負に出た。が、そのためバランスを失いコースアウト。カイもリョウと競り合ううちに勝負へと気持ちが昇華するが、ゲンと同士討ちをしてしまい、カイ・ゲン共にリタイア。残るは烈・豪・リョウ・藤吉の一騎打ちだ! ゴール目指して走るレーサーたち。優勝は誰の手に―――。


レイの心が乱れだす。「大神のマシンをもらってただ走らせてるだけじゃないか」という豪らに鉄心の言葉がだぶる。…不満があれば自分で改造する?…自分が作るマシン…マシンをいじるということは…。親友Jをリタイアさせられて頭にきた豪に「すぐに追いついてぶちぬいてやるから待ってろ!」と言われ、これ以上バカにされてなるかとZMCの針を引き抜き、「勝負」に出るレイ。だがそのことがマシンバランスを狂わせて、レイは勝てる試合を落としてしまった。壊れたレイスティンガーを拾うレイ。マシンをいじるというのは、どういうことなのか? その答は自分で探さねばならない。誰もレイに教えてあげられない。大人を超えるというのはそういうことである。

カイは道を見つけたようだ。ゲンも分かったようだ。鉄心に諭される大神博士。「乗り越えられたんじゃよ、お前さんは子どもたちに」 そうです。あなたは土屋博士に負けたのでも勝ったのでもなく、子どもに乗り越えられたのです。土屋博士はとうに子どもらから乗り越えられ、あなたとの勝負を降りていた。大人の争い自体が無意味。でも私は大神博士、あなたが好きです。土屋博士は理想だ。でも現実にそれを実践するのは難しい。つい、子どもに親の敷いたレールの上を歩かせようとしてしまう。あなたはまるで現実の私のようだ。理想を胸に持ちながらも、言う事を聞かない子どもらと格闘する私の中には、土屋博士と大神博士の両方がいる。これが答なのかなと思います。私にもいつか息子らに乗り越えられる日がくるのだろうか。乗り越えていってほしいと思います。

さて、烈くん。豪が遅れているのを見て、上手に誘導するところはさすが(笑)。星馬家では豪がビリだと家庭が安泰じゃなくなるの?(^^; ブロッケンGの破片が当たってひっくり返ったソニックに借りを返す豪。回転するソニック。ああぁ、ど、どうなるの!?

「いっけー、ソニックーー!!」 ここで主題歌ーー!!

烈の叫びがソニックをゴールへ向かわせる!あと少し、ゴールまであと少し!!いまゴールラインを超える!!走り終わったソニックを手にとる烈。ほんの僅かの差でゴールへはマグナムが先に入った。でも烈の表情に悔いはない。さも愛しそうにソニックを見つめる烈。やっとソニックにゴールラインを超えさせてあげることができたね。3つのレース全部完走できたね。烈くんの願いはかなったのだ。

そこへファイターの実況が重なる。「おしくも2位の星馬烈くんだが、これまでの獲得ポイント5に5ポイント足されるので、10ポイントで烈くんも豪くんと並び同時優勝だー!」えっと驚く烈。この辺り、豪が遠景で烈がアップの状態で描写されているのが嬉しいです。おめでとう、烈くん。それはバトルレースへの勝利も意味する。なんたって全日本チャンピオンだ!! あなたの貫いた正しいミニ四駆が今ここに実を結ぶ…。

思えば1話では「自分では走れない弟」を「背負う」形でゴールまで連れていった烈。でも、今烈の隣には自分の力で走ってここまできた豪がいる。表彰台争いを見ているとどこも変わりないように見える烈と豪だけど、あの頃に比べると一回り大きくなったね。これからは、ライバル。互いに競い合い、更なる上を目指していこう。さあ、年が明けたらWGPだ!

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