かわいかったのはゲンだけではない。2人並んで座り、鉄心に抗議する土屋博士と大神博士。土屋博士もだけど、大神博士もこのコースには不満だったらしい。2人一緒にハモって「先生!!」なんだか烈と豪みたいなお二方(笑)。
一方、烈や豪らはロッジの中でそれぞれのセッティングにいそしむ。豪と二郎丸のお馬鹿ぶりが笑える。烈くんはまことくんと気が合うようですね。リョウと烈の弟への接し方の違いに注目(特に25話あたりと比べてみると…)。
雪山コースは鉄心の作戦があたって1人の落伍者も出なかった。ゴールへたどり着くのがミニ四駆。この回での烈くんの名台詞をあげよう。攻撃をしかけるレイに
「こんな最悪のコンディションでアタックをしかける余裕なんてあると思ってるのか?」
「ほら見ろ、戦う相手が違うんだ、人のマシンじゃない、コースと戦うのがミニ四駆レースなんだぞ!」
他の子らがわりと抽象的なことを言っているのに対し、烈くんはずばり本当のことを言っていますね。その通りなんです。難しいコースをいかにして攻略するか。実際のミニ四駆はセッティングが甘いとコースアウトしてゴールへたどり着けない。「ゴールへたどり着く」それこそが1番の目標なんです。敵はコースなんですよね。どれだけコースの読みが勝っていたか。それで勝負がつく。それが本当のミニ四駆レースなんです。だから私はこの子が好きなんです。息子の好きな遊びを誰よりもよく分かっているこの子が。