今週のレース

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あらすじ

大神研究所に残った鉄心はレイやゲンにミニ四駆をいじる楽しさを説く。一方、大神博士はゲンにSGJC行きの切符を与えるため、敗者復活レースを企画する。初めは憤る烈や豪だが、それを逆手に取ってJや黒沢にも出場をすすめることを思いつく。出場を決意し、自分のマシンを作り始めるJ。黒沢やジュン、チイコも参加することになる。


大神博士が最後の悪あがきをしております。なんとしてもゲンにSGJC行きの切符を与えてやりたい。表彰台を自分のマシンで独占しなければ土屋に勝ったことにはならない、と思い詰めた大神博士は今の権力を利用して、敗者復活戦を思いつく。

これについては佐上のおっちゃんから、きつーい一言が。
「子どもがちゃんと守ってるルールを大人の都合でぽこぽこ変えるのは無責任だ」
み、耳が痛いです。これ、親に対して言ってません? 全くもってその通り。大人は自分の都合で子どもを振り回す。これは大人に振り回される子どもたちの物語でもあるんですね。だけど子どもたちはそれを逆手にとる。振り回されたままでは終らない。大人には負けないよ。しかしそう出来ない子どもたちだって、いる…。

大神研究所に残った鉄心はレイやゲンたちに「大神のマシンをただ走らせてそれで楽しいのか?」と言う。鉄心が烈を大神研究所に連れていったのは、烈の手助けをするだけでなく、レイたちに自分でマシンを作る子どもの姿を見せたかったからではないかと思う。レイの心が揺らぎ始める。そんなことをしたら大神博士に怒られる…でも大人の敷いたレールの上だけを走っていればいいのだろうか? 結果がうまくいかなかった場合はその方が楽だ。大神博士のせいにできるし。しかし…。

敗者復活レース、ビックチャレンジのことを友だちに知らせに行く烈と豪。豪は黒沢へ。烈はジュンとチイコへ…って何故女の子になんだ、烈…。ところで烈はもう豪に付き添うのはやめたように感じるのは私の気のせいか?

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