今週のレース(途中経過)

GJCオータムレース前半 1位 豪(サイクロンマグナム)
2位 烈(バンガードソニック)
3位 藤吉(スピンコブラ)
4位 黒沢(ブラックセイバー)
5位 レイ(レイスティンガー)
6位 ゲン(ブロッケンG)

あらすじ

GJCオータムレースまであと5日。豪はそれまでに新マグナムを作ろうと頑張る。ただし豪に出来るのはマシンのデザインだけ。実際の設計と製作はJが土屋研究所のマシンを使って行なった。オータムカップを目前に控え、豪は土屋研究所に泊り込み、Jに協力する。藤吉のヘリで会場に向かいながら、時間ギリギリまで製作に励み、ついに新マグナムは完成、すんでのところでレース開始に間に合った。最初はスピードがのらない新マグナムだったが、いきなり加速、トップに躍り出る。


普通に見たら豪のトラブルメーカーぶりが更に魅力的にアップしてハラハラドキドキさせてくれる面白い回。しかし烈ファンの私は少し違う視点から見てみた。

初めて見た時は感じなかったんですが…この先の展開を知った今、見直してみると、烈くんが妙に切ない。豪の下手な絵をバカにしつつも、心の底では弟の心配をしている。「何か手伝えることがあれば言ってくれ」という烈だが、「いいよ、兄貴」とあっさり断る豪。Jと一緒にマグナムを作ることに夢中になってしまって、兄貴のことなんか眼中にないのだ。マシンを作っているのはJだし、会場までの足も藤吉、そこにはもう兄貴の出る幕はない…。だが、烈本人はまだそのことに気付いてはいない。

今回、初めて別々に会場へ向かう烈と豪。ずっと豪の心配をし続ける烈だが、豪は自分でどんどん先へ突っ走っており、烈の「心配」が一人相撲になりかけている。豪が間にあったのを見て自分のことのように嬉しそうな顔をしている烈。それがかえって切なく見えてつらい。

豪のサイクロンマグナムも信じられない走りを見せる。大神のマシンも吹っ飛ばす空力効果。「す、すごい…」驚く烈。脳天気な豪はお気楽に調子づく。まだレースは途中…。

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