今週のレース

鷹羽リョウのコース 友情優先描写のため不明

あらすじ

ミニ四レーサーとして目覚めたJは大神博士のもとを去り、土屋博士のところで暮らすことになった。さっそく模型店でのミニ四レースにJを誘いにきた烈と豪。しかしJはもうレースはしないと言う。そんな折、リョウのトライダガーが盗まれるという事件が起こっていた。リョウに協力してトライダガーを探す烈、豪、藤吉。しかし探し当てた犯人は何とJだった? 実は前回のレースでトライダガーを壊した責任を感じたJが、自分のJBのパーツを使って密かに修理していたのだった…。


これ、かなりよく出来た話だと思います。オリジナルになると格段と話がよくなるレツゴー。それぞれのキャラがよく立った状態でしっかり練られたエピソードが見事に絡み合い、最後までツボを押さえた展開で魅せてくれる。レースの合間のサイドストーリー的な話なので派手さはないんですけど、その分人間描写が素晴らしい。児童文学と言ってもいいレベルになっていると思う。男の子受けするギャグを入れながらも、根底に流れるものはあくまで真面目で真剣。これがレツゴーの良さかなと思います。

藤吉くんの魅力がパワーアップ! 「ベジタブ3(通称野菜畑の野郎ども)」には笑える。烈・豪・藤吉のお笑いトリオ(と私は呼んでおります)の初デビューもこの回あたりかな? 大真面目に見ざる・言わざる・聞かざるをやっている3人には笑える。各人リアクションが違うところが烈・豪・藤吉よね~(笑)。川原での話がリョウを動かす伏線に。しかし相変わらずのスタンドプレイぶり。かっこいいですわー。

Jに勝負をけしかけるリョウ。実はJを走らせるためのリョウの心遣い。烈は気付いてJに勝負を受けるようすすめるが、豪・藤吉・二郎丸の3人は気付かない。Jの味方をしたつもりで「裏切り者の兄貴たち」なんか負かしてやれとパーツを差し出してJBを走れるようにする。後ろの烈くんの表情が見ものです(笑)。再び走り出したJとリョウを追って烈・豪・藤吉・二郎丸もたまらずマシンを取り出して走りだ……したのはソニックだけだった(大爆笑)。君たちパーツ貸してたでしょ。「じゃあねえー」と爽やかに走り去る兄貴が傑作。よくこんな話作れるものだと思います。

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