第３話「謎のフルカウルマシン！」

第３話。冒頭の兄弟シーンが面白い。特に烈。優しい時は優しいが、厳しい時は思いっきり厳しい、このけして一面的でないところに子どもらしいリアルさとかわいさを感じてしまう。妙に迫力があるんです（笑）。模型店でもお小遣いが足りなくて少ししか買えなくて悩む豪を「お金をかけたからって早いマシンになる訳じゃないんだぞ」と正論で諭しながらも、自分は山ほどパーツを買い込んでいたりと、言ってることとやってることが逆（笑）。でも弟の面倒はしっかり見てるし。いいお兄ちゃんだ。

さて、この回からアニメオリジナルキャラのジュンちゃん登場。佐上模型店の看板娘。かわいいですね。原作には男の子しか出てこないので、さすがにアニメでは女の子も作ったようです。えっ、烈と豪の幼なじみなの？

鷹羽兄弟も初登場。最初は弟の二郎丸、ラスト近くで兄のリョウが登場。この登場のしかたがかっこいい。

炎の中で正体を現したマシンに驚く烈と豪の後ろから一声、
「トライダガーX！」
ふり返った闇の中から現れる１人の男――。

こういう演出のテクニックはどんどん見習っていきたい。レースシーンも面白かった。何故か二郎丸だけまともなコースで、妙なハンデ山盛りの変なコースを走らされる烈と豪。しかし走り出したら２人とも真剣だっ！　盛り上げ方も上手いです。最後に２人が追い上げるシーン。原作読んでるから分かってるのに、来る、来る、来た、来たーッという感じでだーっっと盛り上げてくれる。最近こういうアニメは少ないので嬉しい。