89話

ライジングアロー 2003/02/17(Mon) 18:54

WGP見てて思ったんですが…

WGP89話の「目指せ!大逆転 絶対不利を跳ね返せ!」の回ですが、この回はクールカリビアンズが得意のオフロードコースでアストロレンジャーズに大金星を挙げる話ですよね?
んで、このレースを見てて烈兄貴達はピコ達を応援していましたけど、あれって純粋にピコ達に勝って欲しかっただけなのでしょうか?
僕的には単に自分達(ビクトリーズ)よりも勝ち星を多く挙げているアストロに勝たれると厄介だから遭えて期待せずにピコ達を応援していた様に思えます。
正直、応援してた烈達がセコイ奴等だなあ~って言うか情けなく感じました。
純粋にレースを楽しんでたクールカリビアンズが少し可哀相に思えます、烈達が応援したのは『アストロが負けてくれれば…』って期待してたから…だとしたら…ですけどね…。
こう考えるとWGP参加チーム中、1番レースを楽しんでミニ四レーサーと呼ぶに相応しいのはクールカリビアンズ立ったのかもしれません。


TAEKO 2003/02/18(Tue) 00:58

WGPはキャラも多いし、色々な見方が出来て面白いですよね。
ところで89話ですが…私の解釈はちょっと違います。

89話はクールカリビアンズの話だけでなく、アイゼンヴォルフとの試合を控えたビクトリーズの心情を表現している回でもありますね。ビクトリーズがアイゼンの1軍とまともに当たるのはこれが初めてですが、実は烈はこれ以前にベルクカイザーの強さを身をもって体験しています。
ベルクカイザーが初デビューしたのは、75話。スタート時に大写しになるベルクカイザーは烈の目から見たものです(豪は自分のマグナムを見ており、ベルクカイザーの方は見ていません)。烈のベルクカイザーへの意識は既にこの時から始まっていたのですね。ドリームチャンスレースの終盤、烈は自らコーナーセッティングをかなぐり捨て、豪と組んで高速仕様のソニックを走らせ、大勝負にでます。しかしツバイフリューゲルには勝てなかった…。
強い。ベルクカイザーは本当に強い…。

89話はこの経緯をふまえた上で迎えたことに意味があると思います。
冒頭から強調されるアイゼンヴォルフ1軍の強敵ぶり。今のビクトリーズのマシンでは彼らに勝てない…。印象的だったのが、練習走行の時、ソニックを追い抜いて走っていったツバイフリューゲルの幻ですね。これはそうとうプレッシャーかかっていると見ました。この時烈くんは多分、作戦を色々考えていた。でも自信が持てない。勝てる見込みがない相手にどうやって立ち向かえばいいのか? この時の烈くんの頭の中はそれだけでもう一杯で、「勝ち星」など計算するような余裕はなかったと思います。

アストロレンジャーズとクールカリビアンズの試合があったのはちょうどそんな時ですね。烈くんには勝てる見込みのない相手と戦うクールカリビアンズの姿が自分たちのビクトリーズと重なったと思います。だから自然にクールカリビアンズに気持ちが入り、応援していたのではないでしょうか。そしたら何と、クールカリビアンズが勝った!
烈くんはこれにすごく勇気づけられたと思います。そうだ、迷う必要なんてないんだ! 相手が強かろうがなんだろうが気にせず、自分たちが出来る精一杯の走りで勝負すればいいんだ! 皆を集める烈。この作戦でいくぞっ! そして90話へ続く…となるわけです。

烈がピコたちを応援していたのは純粋な気持ちからだったと思いますが、ピコたちはこの回の他でも烈やビクトリーズにとってさりげなく重要な役割を果たしてますよね。確かにレースを楽しむ象徴のチームだったのかもしれませんね。

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