今更ながら、私も素朴な質問をしたいのですが……TAEKO様の感想を拝読させていただく前から私自身も不思議に思っていたことです。
SGJC編のサマーレースのときの烈君考案の装甲板の件(ソニックをリタイアから守ってくれたものの、マグナムのスピードを減殺してしまったアレです)、これが何を暗示しているか、ということです。
烈が善意で改造してあげたことは私も疑う余地はないと思います。
でも何度見返してもわからないんですよね。
もし、TAEKO様がこの話の感想を書かれた後に、何かお考えになったことがありましたら、提示して頂けないでしょうか。
私も最初に見た時は意味が分かりませんでした。
だけど全話見返した今なら、大体「こういうことじゃないかな…」という察しをつけています。正解かどうか分かりませんが、以下に私の解釈を。
実はこのシーン、テーマとつながっていると思います。
レツゴーのテーマと言えば、「大人を乗り越える子どもたち」ですよね。
ところで、これの裏返しみたいな形で実はもう1つのテーマが隠れていて、
それが「大人からの自立」だと思うのです。
44話で鉄心先生が「独り立ち」という表現を使っていますが、ここでのポイントは大人の手を借りずにマシンを作ったこと。自分のことは自分の力で。保護者の力は借りずに。それが自分の責任で走れる一人前のミニ四レーサーになる道なのだと。つまり、そういうことなのだと思います。
烈の作った装甲板は豪にとっては、いわば「兄貴の手=保護者の手」。
だけど保護者の手でかばってもらっても、それは自分にとって本当の力にはならないんだと。自分の道は自分にしか切り開けないんだと。
だからソニック(烈)には効果があった。自分で作ったものは己を守ってくれる。自分を守るものは自分の力で作り出せ--。
それが「自立」だ。
つまり後半の展開へ持っていくための暗示なんですね。
いかがでしょう? 私はこういう考え方、好きなんですけど。
TAEKO様、提示してくださってありがとうございました。
私の中では、すごく納得できる解釈です。そう考えれば、すんなり理解できますね。
(前略)
それと、25話のことですが
何故そのような描写をしたのか。ではなく、何故そうなってしまったのか?と言うのを自分なりに考えてみました
1つ目。これまた4話の時に豪はソニック(?)のシャーシをいじる時に
「こんなに薄いタイヤつけてたのかよ~」
と言ってますね。ダウンヒルだからこそ低重心にするため、薄いタイヤをつけていたとも思いますが、豪の場合は距離を稼ぐために少し大きめのタイヤを普段からつけていたのでは?と思います
その結果タイヤが擦れてしまっていたんあじゃいかなぁ?と
2つ目。烈の計算ミス。中々ありえないと思いますが、Vマシンはソニックとマグナムは形状が似ているため、形状こそ合っているものの、ホイールベースを見誤ってしまってソニックと同じ感覚でやってしまった
と、思ったりもします
この描写に関してのTAEKOさんの見方は僕も結構納得がいく解釈でした
テーマから見ると興味深いエピソードですが、具体的に何があったからそうなったの?というのも気になりますよね。
1つ目と2つ目を足して2で割った感じで考えてみました。ソニックとマグナムは違うのだから、豪が選ぶタイヤまで烈が読み切れなかった…とか。とするとこの時、豪はもう烈の読みを超えたところまで成長をとげていた…とも考えられますね。つまりもう兄(=保護者)に任せるのではなく、自分でセッティングしなきゃいけない段階に来ていたと。
あれ、なんだか結局テーマに戻ってきているような気が(^^;。