今週のレース

GJCサマーレース決勝 1位 カイ(ビークスパイダー)
2位 豪(ビクトリーマグナム)
以下全員リタイア

あらすじ

GJCサマーレースの決勝が始まった。大神博士の送り込んだプロトセイバー軍団が暴れまわり、後方グループはリタイアの続出。ビークスパイダーはトップをキープしていていたが、ゴール手前で逆走を始め、後続のマシンを次々に破壊しだす。もはやレースとはよべない惨状に土屋博士はカイを失格にするよう要請するが、GJCオフィシャルはきかない。リョウが助けてくれたおかげで最後尾のマグナムだけがかろうじて完走。そのかわりトライダガーは完全に破壊されてしまった…。


この回からオープニングが変わった。ところでこのオープニング、微妙に烈よりになっているように感じるのは私の気のせいだろうか? 背中合わせの烈と豪が出てくるが、最初に顔を向けるのは烈。回り込んで豪。再び烈に戻り、フェードアウト。続いてパーツが散らかった机のある子ども部屋が出てくるが、これは烈の部屋。マシンが走っているシーンもソニックの方が大きく描かれている気がする…。一瞬だけマシンが3~4台で走っていくシーンがあるが、それはソニックを追うレイスティンガーとブロッケンG(チラリとビークスパイダーも)。そこにマグナムはいない…。これも何か意味があるのでしょうか?

バトルレース時代の幕開けです。前回で車検がなくなった時、ファイターと一緒に抵抗した土屋博士。が、オフィシャルには通じなかった。まるで時代には逆らえないとでもいうかのように。大会のルールまで変わってしまったようだ。大人の世界がだんだん狂ってくる。それが子どもたちの世界をも巻き込む。大人に狂わされた子ども、沖田カイ。彼は大神博士(大人)の価値観をレース会場に持ち込む。今まで子どもたちが楽しんでいた世界は破壊されてしまう。そして沖田カイの走りが話題を呼び、子どもらはバトルレースにひきつけられていく…。

大神博士の勝ち誇った声が聞こえてきそうだ。「土屋、今度はお前がミニ四駆界から去る番だ」 サマーレースは土屋博士の完敗だった。沖田カイを失格に出来なかった時点で彼はすでに負けたともいえる。

烈と豪の怒りは私にも伝わってきた。私も叫ぶ。「こんなのレースじゃない!ミニ四駆じゃない!」 子どもの遊びに大人が干渉してはいけない。だがそう思っていても、知らず知らずのうちに私たちは子どもの世界に余計な干渉をしていないか?

エンディングも変わる。夏のジャパンカップのコースがCGで出る。子どもらはこれを見て、セッティングを練るというわけだ。

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