*ミニ四駆の詳細についてはミニ四駆頁をご覧下さい*

[タミヤミニ四駆ガイドブック]

1989 1995 1997
  1995年版 1997年版

内容 1989年版(左) 1995年版(中央) 1997年版(右)
ミニ四駆の歴史 歴史コーナーという形ではなく、冒頭の見開きカラーグラビア頁でミニ四駆を紹介。 ミニ四駆が1982年に誕生してから1994年までの道のりを1頁で説明。 ミニ四駆が1982年に誕生してから1996年までの道のりを1頁で説明。
ミニ四駆基礎知識 1995年版・1997年版に相当する頁はないが、最後の方にカラーでグレードアップパーツの紹介と使い方が載っている。 当時の主力製品をモデルにして、基礎知識や改造のしかたを丁寧に説明。 当時の主力製品をモデルにして、基礎知識や改造のしかたを丁寧に説明(基本的には1995年版と同じだが、写真や編集内容が少し違う)。
ミニ四駆カタログ 当時の全製品を写真入で紹介。内容はレーサーミニ四駆、ワイルドミニ四駆、コミカルミニ四駆の3種類。フルカウルはまだ登場していない。 当時の主力製品をピックアップし、写真入りで紹介。フルカウルシリーズはセイバー~スピンアックスまで5種類登場。 当時の主力製品をピックアップし、写真入りで紹介。フルカウルシリーズはセイバー~サイクロンマグナムTRFまで18種類、リアルミニ四駆シリーズ3種類登場。
改造例 競技用ではないおもしろ改造例多数あり。ジオラマも。 14例の改造実例を紹介。 無し。
パーツ一覧 図解入りで41種類のパーツを紹介。 写真・図解入りで64種類のパーツを紹介。 写真・図解入りで83種類のパーツを紹介。
ミニ四駆全リスト 図解入りで全商品を網羅。
・レーサーミニ四駆 15種類
・ワイルドミニ四駆 5種類
・コミカルミニ四駆 6種類
図解入りで全商品を網羅。
・レーサーミニ四駆 51種類
・スーパーミニ四駆 6種類
・フルカウルミニ四駆 5種類
・ワイルドミニ四駆 11種類
・トラッキンミニ四駆 2種類
・コミカルミニ四駆 16種類
・ミニF-1シリーズ 8種類
・サーキット 2種類
図解入りで全商品を網羅。
・レーサーミニ四駆 53種類
・スーパーミニ四駆 12種類
・フルカウルミニ四駆 18種類
・リアルミニ四駆 3種類
・ワイルドミニ四駆 12種類
・トラッキンミニ四駆 2種類
・コミカルミニ四駆 19種類
・ミニF-1シリーズ 8種類
・サーキット 3種類
協議会規則 おそらく最初の規定 1995年7月改訂版  
その他 タミヤグッズコーナーあり - -
ミニF-1シリーズは二輪駆動


[1998年タミヤ総合カタログ/ミニ四駆コーナー]

内容 詳細
ミニ四駆カタログ 写真入りで紹介。
・レーサーミニ四駆 21種
・スーパーミニ四駆 12種類
・フルカウルミニ四駆 26種類
・リアルミニ四駆 4種類
・ワイルドミニ四駆 13種類
・コミカルミニ四駆 15種類
・ミニF-1シリーズ 5種類
54~58
パーツ紹介 写真なしの一覧表(価格表兼用) 59
価格表 ・カタログ記載ミニ四駆
・サーキット 6種類
86
ミニF-1シリーズは二輪駆動


★レビューと考察★


田宮模型から出されたミニ四駆関係のカタログです。ミニ四駆の歴史と情報、当時の状況などが分かる貴重な資料です。

最初に入手したのが「1995年版タミヤミニ四駆ガイドブック」。まだレッツ&ゴーの放送が始まる前に出されたものです。レツゴーは連載が始まって間もない頃だと思われるので、フルカウルシリーズは5種類しかなく、「ダッシュ !四駆郎」の原作者、徳田ザウルス氏のスーパーミニ四駆シリーズが大きく取り上げられていました。カタログから見えるレツゴー以前のミニ四駆関連の漫画のタイトルをひろってみました。

 「ラジコンボーイ」…コロコロコミック掲載
 「ミニ四トップ」…小学館の学年誌掲載
 「ダッシュ!四駆郎」…コロコロコミック掲載
 「燃えろ!アバンテ兄弟」…コロコロコミック掲載
 「真ダッシュ!四駆郎」…ポスター漫画
 「風のレーサー侠」……コロコロコミック掲載

これらの積み重ねの先にレツゴーがあったんだなと分かります。

次に入手したのが「1997年版タミヤミニ四駆ガイドブック」。1995年版の改訂版で、レツゴー全盛期に出されたもの。基本的な内容はほぼ同じですが、車種がぐっと増えてます。パーツも増え、ミニ四駆用サーキットも種類が増えました。ループチェンジタイプのサーキットはここで登場。マシンの紹介もレツゴーのフルカウルが中心になっています。時期的にはSGJCが終わってまもなく、というところなのでSGJC編のマシンが全て網羅されています。ただ全体に編集のされ方がやや事務的になっているような気が…。1995年版はキャラクターや漫画の紹介もあって楽しかったんですが…。改造実例もなくなったのは何故だ~。増えたマシンやパーツの紹介だけで頁がいっぱいになったから? 総ページ数は1995年版より増えてます が…。

ミニ四駆専門のカタログはこれ以降は作られていないようです。我が家に無いだけかもしれませんが、ミニ四駆方面には息子や夫が常に情報のアンテナを張っていたので、出ていたのなら気が付いていたと思われるのですが…。

その代わりに入手したのが「1998年タミヤ総合カタログ」。この年はたまたま総合カタログの製作時期と重なって、ミニ四駆もその中に組み込まれることになったのかもしれません。総ページ数87頁以上に及ぶタミヤ製品全網羅の中で、6頁分がミニ四駆に割り当てられています。内容はWGPまでとなっており、MAXは入っていません。さすがに全製品を載せるスペースはないので、ある程度絞り込まれて紹介されています。古いマシンはいくつか発売中止にもなっていたようです。1995年版から1998年版まで続けて 見ると、まるでミニ四駆の歴史をめくっているようです。

現在(2002年9月の時点で)、これらのミニ四駆カタログの情報はタミヤのホームページにも載っていないようです。 ミニ四駆の情報だけでなく、レツゴーの歴史と情報が分かる資料でもあるので、もしこれらのカタログが手に入る機会があれば大切に保管していきたいものです(我が家の現物は悲しいくらいにボロボロなので…)。追記:2012年現在ではタミヤのWEBサイトで全機種が確認できます。

<2006.3 追記>
なんと、「1989年版タミヤミニ四駆ガイドブック」を入手することができました! 1995年版より以前の版があったとは知らなかったので、驚きでした。まだレツゴーが登場する以前で、ダッシュ四駆朗が活躍し始めた頃のもののようです。このカタログによると最初のタミヤ公認競技が行われたのは1987年の春だったそうです。この頃はまだマシン数も少なく、カラー頁にも余裕で全機種を載せることができたようです。その後の発展と見比べると、ミニ四駆の広がっていく様子がよく分かって興味深いです。

今となっては本当に貴重なものなので、この機会にカタログの写真も載せてみました。識別の参考になれば幸いです。家にあるのはバラバラ&ボロボロ状態なので、後から中古で入手したものの方がはるかにきれいで保存状態もよいです(^^;。


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